コレクター様のコレクション整理のお手伝い
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オランダ東インド会社（VOC）により輸出された伊万里
江戸時代幕末期のコンプラ瓶(輸出用醤油瓶)
重さ317g、容量約500㏄

今まで扱った瓶の中ではちょっと小振りでカワイイ笑
標準的な作りともいえるんですが、ほとんどはちょっと雑さが目につくやや下手な感じが多いです、本瓶は端整な作りで作ぶりが良く見えます（手前味噌かなぁ汗）

このころの登窯は150ｍ以上もあり世界中でも最大クラスの規模を誇る。文字は印判で呉須は通称「ベロ藍」と呼ばれる化学呉須を用いる

コンプラ瓶(輸出用醤油瓶)は「蘭瓶」とも呼ばれ、オランダ東インド会社(V.O.C)が本国オランダをはじめ欧州、中東、東南アジアに向けて盛んに輸出された。瓶の肩にはオランダ語でJAPANSCHZOYA(ヤパンセ・ソヤー日本の醤油)、JAPANSCHZAKY(ヤパンセ・ザキー日本の酒）と書かれた２種類があり、本瓶はZOYAとあるので醤油瓶であったことが判る

下に書かれた「CPD」はCOMPRADORの略字
コンプラドールはオランダ語ではなくポルトガル語

印判　コンプラ瓶(金富良瓶)
江戸時代幕末　19世紀中葉
口径3.0cm　高さ17.0cm　底径5.2cm
完品　ご売約ありがとうございました！

先月、扱ったコンプラ瓶は裏に「長崎金富良商店」の商標がありませんでしたが、本瓶は丸い商標印判があり、中には「COMPRADOR」「DECIMA]「長崎金富良商店」と読み取れます。この印は「安政５ヵ国条約」横浜、長崎、箱館が開港し貿易自由化された1859（安政６）年以降、長崎金富良商店が出来たときの品物という事が判ります

焼き上がり、発色、良いです
歪みありません、ガタツキなく座り良好
高台に一文字状の窯傷ひとつ、指跡の釉切れホツやニュウはなく状態がとても好いです

ルイ14世が、、、文豪トルストイが、、、
色んなエピソードがあるようですよ
シンプルでモダンな瓶。。。洒落ていますね
古くから愛されてきたことがうなずけます

使ったり、飾ったり、
コレクションにおススメいたしますッ！

－消費税・送料込、値引・カード出来ません－